経堂農大通り商店街

「車が通れば店のガラス戸に、ドロ水がはね、石ころが飛び散る」 六十年前の農大通りはそんな道路だったそうです。

昭和23年(1948年)

敗戦後三年を経て、それまで経堂駅前を牛耳っていた露店や闇市が整理されて 本当の意味での「復興」に向けた活気が街全体を覆うようになった頃。

ひとつの理想に向けた「商栄会」という店舗の主人達の集まりが出来ました。彼らは街全体に道路を舗装して、街路灯をつけようという共通の目的を持ち、 集い合うようになるのです。これが後の「経堂農大通り商店街振興組合」の始まりでした。

昭和24年(1949年)

経堂に東急バスが開通。その頃の路線は経堂-東京間でした。

昭和25年(1950年)

経堂駅から大橋までの道が全面舗装されました。

昭和28年(1953年)

かつての「農大通り」は、通りの上(駅側)と下(大橋側)に分かれていましたが、同じ通りの中に2つの会があっては不便との事で、合併を果たします。まさに経堂農大通りがひとつになった瞬間であった事でしょう。

昭和29年(1954年)

この年に青年部が発足し、同時に野球部も作られました。

昭和30年(1955年)

商栄会の婦人部が発足しました。

昭和33年(1958年)

「台風二十二号(狩野川台風)」の被害が世田谷にも及びました。農大通りの南側にあった烏山川も氾濫し、大洪水になってしまいました。

昭和35年(1960年)

この年に、商店街の名前は「経堂農大通り商栄会」となる。そして、本来の目的であった街路灯もこの年に完成しました。

昭和39年(1964年)

専門店会が発足しました。

昭和41年(1966年)

「さくら祭り」が始まりました。

昭和45年(1970年)

歩行者天国が初めて実施されました。(四時から七時)

昭和49年(1974年)

この年第一回の阿波踊りと盆踊り大会が開催後の「経堂祭り」の始まり

昭和50年(1975年)

福昌寺本堂が火事に遭いました。

交通少年団が発足、一時活動停止になっていた青年部が再発足しました。

昭和51年(1976年)

福昌寺

祭々祭(さいさいまつり)が始まります。このときから毎月15日に1度行っています。

火事にあった福昌寺が再建しました。

昭和52年(1977年)

下水道工事が始まりました。

「経堂エイトボール」実施

第一回商売繁盛商店街対抗リーグ戦

金融部が設立しました。

この年、"経堂むらさき連"が発足しました。

昭和53年(1978年)

阿波踊りと盆踊り大会が行われました。

福昌寺落径慶

(一月~八月まで10日に一度廃品回収をして、交通遺児に寄付する)

昭和57年(1982年)

粗大ゴミ回収作戦

廃品回収で集めたお金110,662円を「愛の会」の名前で交通遺児に寄付しました。

昭和58年(1983年)

第一回振興組合設立準備会

昭和59年(1984年)

第一回タイムサービスが開始(35店舗が参加)

以後、毎月1回1日に開催されるように。

昭和63年(1988年)

振興組合四十周年記念式典が行われました。

そして時代は"平成"へ…

農大家は祖父の時代から商店をやっていますが、その昔はこの地で代々農業に従事してきた家系だったそうです。

いつも元気いっぱい、笑顔のたえない農大家の四世代ファミリーです。

関係名前 年齢説明
耕作52 多少頑固だがファミリーの大黒柱で、二代目店主。農大通り商店街をひっぱるリーダー的な存在でもある。
通子48太陽のように明るくやさしいママ。近所の奥様達との井戸端会議の議長をやっています。
商一26今はサラリーマンだけど、いずれパパの後を継ぐつもりらしい。パパには言わないけれど。
兄嫁栄子28兄の年上女房。頭が良くて快活で、たまに母と衝突するけれど、商店向きの人だと母はよく言います。
健介2兄に似ず頭が良さそうで、末が楽しみなわが家の初孫です。
康次10勉強嫌いでやんちゃな私の弟。気の優しいところは許せる。
祖父拓右衛門75頑固一徹を絵に描いたような人だったらしいけれど、私のお願いは何でも聞いてくれる優しいおじいちゃんです。
祖母はる70長い間、今のお店を守ってきたのは実はおばあちゃんなのだ。だから、わが家では一番偉い人かもしれない。
夢子16小さいときから商店街が私の遊び場。だから、この街が大好きな私の故郷。
私の彼小田鉄雄19駅前の本屋で知りあった長身の彼氏。農大目指して浪人中。
私の友達16同じ高校のクラスメート。私の一番のなかよしです。

経堂一丁目会は、この地域の秩序安定を保ち、会員相互の親睦を図ることを目的とした会で、主にこの地域住人と世田谷区経堂出張所とのパイプ役として常に活動し、また各種の公的な行事などに参加協力している団体です。

どこの町会、自治会も同様ですが、この地域に在住の住民及び会社、商店、事業所などは、町会と云うなかば公共的な団体の立場から、全員が参加し協力していただくことを原則としています。

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